ノミのコントロールは
もちろん、日常のグルーミングにも取り入れる必要があります。
皮膚病を抱える犬にとって、ノミのコントロールはより重要です。ノミが咬むことによって、痒、 炎症、皮膚の硬化など皮膚の状態がより悪化するからです。そうした症状は背側面、後肢、わき腹に顕著です。
二次感染や激しくかきむしった傷も普通に見られます。さらにノミは瓜実条虫(サナダムシ)を媒介します。
ノミアレルギーはいくつかの検査で調べます。 ノミのコントロール 獣医師が処方する最近の駆除薬はノミにだけ強力に効果を発揮し、毒性も従来のものと比べて低くなっています。その多くはスポットタイプの滴下薬で1~3か月ごとに投与されるのが普通です。
成長抑制剤はノミの成長と脱皮を抑えるもので、卵が産みつけられても成長できないようにします。
現在、錠剤や滴下薬で使われており、人体にも犬にも非常に安全です。 処方外で売られているノミ取りパウダーやシャンプーなどは、効果の点で劣ります。ノミ取り首輪は副作用を起こしやすいので、避けるよに越したことはありません。
かかりつけ獣医師にそれぞれの犬に最も適した製品を選んでもらうと良いでしょう。
ノミアレルギーの動物は、ごくわずかなノミに咬まれるだけで反応が起こってしまうので、管理がとても難しくなります。 非常に効果の高いスポットオンタイプの治療と環境管理を組み合わせて行う事が理想的です。
犬をケアするだけでなく、家の中にも目を向けてください。
やさしくわかる犬の皮膚病ケア~より抜粋