当店の改善方法は、お薬などを使わずに安心で安全な素材で、ワンちゃん自身の皮膚のバリア機能を取り戻すことが目標です。

愛犬のアトピー性皮膚炎対策法

愛犬のアトピー対策法の実践!

食物除去法さえやっていればアトピーは治るのでは?

ペットフードに入っている特定の品目(主にたんぱく質)により、アレルギー反応が現れます。

そこで食物除去法として、「アレルギー対応」のドッグフードを食べさせている飼い主さんもおられます。

この「食物除去法さえやっていればアトピーは治るのでは」と期待してみても、実際にはなかなか完治するのは難しいことです。

何故でしょう?

これは腸の粘膜がしっかりしていないために、今まではアレルゲンでなかった食べ物(タンパク質)がそのまま体内に侵入して、新たなアレルゲンとなってしまったからです。

ここで一つ発想の転換をしてみて下さい。

アレルゲンになりそうな食物を次々に除去していけばいいのですが(ペットフードで探すのは大変)、最後には食べるものがなくなり栄養失調になってしまいます。

ではどうすればいいかといいますと、体内に入ってきた未消化な粒子のタンパク質(抗原になる)を腸の粘膜でシャットアウトしてやればいいのです。

腸管免疫を高める

犬の腸管は食べ物が消化・吸収する器官であると同時に口から入り込む病原菌やウイルスから身を守る体内の最大の免疫器官でもあります。

腸管は侵入してくる病原微生物やアレルゲンなどの異物に絶えずさらされています。これらの異物から身を守るために発達した腸管の働きが「腸管免疫」です。

まず「愛犬のアトピー性皮膚炎対策法」の一番は、腸内細菌のバランスを整えることにより腸管免疫を高めて、アレルゲンのシャットアウト、またアレルギー体質の改善に重点をおいてい

活性酸素を取り除く

まず相談に来られて多いのは、「ステロイドを飲ませているけど、いよいよ炎症が治まらなくなった」ということです。
ステロイドはコレステロールから合成されますが、ステロイドを長く使っているとこれが、酸化コレステロールに変わり、血管壁や皮下に溜まります。

この酸化コレステロールが溜まると交感神経を刺激して活性酸素が多量に発生します。 活性酸素は組織を破壊してしまうために、いろんな病気の原因と言われています。
愛犬のアトピー皮膚のただれた炎症や黒くなった色素沈着も活性酸素が原因です。

「愛犬のアトピー性皮膚炎対策法」の二番目は、この活性酸素を取り除くことです。活性酸素を取り除くことにより、皮膚の炎症や痒みが楽になっていきます。

糖鎖栄養素を補う

『糖鎖栄養素』、まだお聞きになられたことのない方も多いかもしれません。 糖鎖は犬の一つ一つの細胞から産毛のように伸びている鎖状に連なった物質のことで、8種類の単糖類から構成されています。

糖鎖はアンテナのような働きをしていて、その先端が触れることで様々な情報を細胞内に取り入れています。

たとえば免疫細胞では、細菌やウイルス、毒素、ガン細胞、アレルゲンなどどの異物がやってきた時、そのアンテナの先端が触れることで情報を取り入れてそれが何者なのかを判断しているのです。 アトピーやアレルギー体質と言われる体質も糖鎖の反応の異常が原因の一つのようです。 ハウスダストやダニ、またペットフード等、アレルゲンに過剰に反応してしまう体質で、人間にたとえるなら数人に送るはずのメールを間違えて登録している全員にメールを送ってしまい、返事が全員から戻ってきて対応できなくなるようなことに似ています。

またメールの内容が特定の人向けだったので、その他の人に間違った情報を与えてしまいます。そういう反応は身体では炎症として出てきます。 アトピーは、特定の物(アレルゲン)に対する過剰反応なので、糖鎖栄養素を補っていけばアレルゲンを「異物」と認識することなく、愛犬のアトピー体質は改善できるのです。

強酸性で殺菌

アトピー体質の愛犬の皮膚は乾燥しています。乾燥している皮膚は表面ががめくれた状態になっています。ここからダニやハウスダストなどアレルゲンが侵入してアレルギー反応を起こしてしまいます。 したがって、皮膚に刺激を与えずに、殺菌・消毒をして、清潔にすることが大切です。 特にじゅくじゅくした皮膚には黄色ブドウ球菌が増殖していますので、悪化させないためにも殺菌は必ずするようにして下さい。 「愛犬のアトピー性皮膚炎対策法」の四番目は天然の強酸性のもので皮膚を殺菌・消毒していきます。これにより、感染症(膿皮症)を防ぎます。

傷んだ皮膚の修復

炎症やひっかいて傷めた愛犬の皮膚は、早急に修復する必要があります。ステップ4で皮膚の殺菌をしていても、皮膚が修復しなければ、アレルゲンの侵入を容易にしてしまい、また悪化する、の繰り返しになってきます。 ワンちゃんの皮膚はタンパク質でできていますので、材料であるアミノ酸を補うこと。ステップ5では、体の中と皮膚表面(スキンケア)からアミノ酸を補給して、皮膚を修復していきます。 皮膚を修復すると、バリア機能が正常に働くようになってきます。

温泉入浴法(温泉エキスによるスキンケア)

人間の皮膚病改善に温泉湯治があるように、犬の皮膚病治療にも温泉は有効なんです。

温泉に入ると血流がよくなって体も温まり、代謝能力がアップしてきます。代謝がアップすれば、体に溜まったステロイドなどの有害物質を排泄する力が高まってきます。ただ温泉に頻繁に愛犬を連れて行くことは無理ですよね。

そこで、「愛犬のアトピー性皮膚炎対策法」の最後は、自宅で手軽に入れる温泉療法です。

【犬のシャンプー&温泉入浴の仕方】

温泉療法の効果

  1. 新陳代謝を良くして皮膚の角質を、早く正常に戻してくれます。
  2. 皮膚を湯につけると角質層の細胞間脂質やたんぱく質がどんどん溶け出すためガサガサになりますが、温泉入浴はお風呂に入る前と同じ皮膚水分量が保たれます。
  3. 自律神経を安定させ、痒みなどのストレスを取り除いてくれます。ストレスは皮膚の代謝周期を悪化させます。
  4. 強酸性で、殺菌効果があり、感染症を防ぎます。
    ※特に長期ステロイド治療を続けたワンちゃんの皮膚は、感染症になりやすいのでしっかり入浴することが大切です。

温泉療法はベビーバス等で入浴させるか、もしできない時は洗面器にお 湯と温泉エキスを入れて体をふく等のスキンケアができます。

下記も合わせてご覧ください。

愛犬と飼い主様ワンちゃんの病気が心配で不安な毎日を過ごされている方、あきらめていませんか?

普段からワンちゃんのサインを見逃さないように、日頃のケアから飼い主様が心がけてあげましょう。
体の中からの改善で愛犬の自然治癒力をひきだします。

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